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たぶん言わなくても、かんじてるはず。
笑顔で、「いいサイズじゃないですか!」



これが、心の奥底から言えたらスゴイ。




今日は、太刀魚を1匹だけ釣るもの、足らずの気持ち。

まあええか、のところに先生がナイスサイズのシーバスを釣った。

思いのほか、いいサイズ見れたので今日は帰ろうか・・・。

と、おもてたけどやっぱり。


僕もシーバス釣りたい!




しかもそのあと、先生がまたないすサイズ釣ってる。


僕も、釣りたい〜!



先生に、

「ほな僕帰りますわ〜、でも、アソコ行ってみますわ〜。」

悔しいのバレバレ。


だが、二日前は互いの立場が逆転していた日。


自然まかせな釣りでも、平等な喜びをくれる時は

やっぱりあるもんだね。


そんなことを思いつつ、イナがさわぐ水面を

レンジ分けして流して。

一つは表層。

一つは、ローリング系ベイト。


他に一つバラしたけど、釣れたから

えがったよ!



| えいぼー | 00:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
めざい
JUGEMテーマ:日記・一般


続きを読む >>
| えいぼー | 22:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
「叩きつけられた挑戦状は表層に。」
日曜はうたたねを許される。

えいぼーは勝手にそう決めている。

昼のてっぺんまたぎ、ようやくえいぼーは目を覚ました。

洗いざらしで寝たおかげで、クセ毛も相まって
ファンキーな髪型だ。

寝起きのえいぼーはいつも同じ行動をとる。

どこかにいってしまった眼鏡を探し、ピースに火をつけ
PCでYAHOO天気をチェックする。

潮汐表をみて、今日の出陣を14時と決めた。


浜辺に車両を止めたえいぼーは、周りを見回した。

水平線もへったくれもないグレー一色の海と空。

突堤の先端に数名の釣り人。


えいぼーのブリーフィングは無い。
明らかな寝不足だった。

前日、19時に出陣したえいぼーが撤退命令を出したのは朝方の4時。
珍しく9時間も出征したが、ついにえいぼーのロッドにアタリは無く
惨敗をくらってしまった。

しかし、えいぼーの内心には予測ができつつあった。

川の中があれだけ稚アユがいるにもかかわらずシーバスが薄いのは何故だ?

えいぼーは結論をだした。


河口のイワシが熱い!


干潮時にはイワシの遊泳範囲は縦方向が狭くなる。
当たり前だ。干潮は浅くなるんだから。
川から流れてくる冷たい雨水はイワシにとって壁になるんだろう。
その見えない壁を利用してシーバスはイワシを追い込むはずだ。

ここ数日の単発ボイルをそう理論づけた。


突堤の先端には先生がいた。
やはり単発のボイルは起きているらしい、が、いかんせん遠い。

このところ数名のアングラーを見かけたが釣果があまりでてないのは無理も無い。

ミノーの距離ではないからだ。

えいぼーはヨレヨレを緩やかな向かい風の中出撃させた。

第一投目、いきなりの捕捉成功にえいぼー自身も驚いたという。
が、足場下の海草に突っ込まれバラしとなる。

急遽車両からTOP艦のフェイキードッグを参戦させる。

えいぼーはBOXを開けしばし考える。

今日の布陣でギリギリ射程圏内に届くのは

フェイキードッグ、ヨレヨレ、クルクル、スプーン、TDバイブ

といったところか。

おそらくボイルは単発だが80cm下くらいで群れているはずだ。

えいぼーはヨレヨレ、バイブ、クルクルを交代で出撃させる。

途中クルクルをテトラにぶつけブレードを失い後退させる。

このころ先生の隊長ジグに50cmクラスが捕捉される。

えいぼーは告げた。


「あれこれするのはやめた!TOPでいくぞ!」


そう宣言したえいぼーはフェイキードッグを出撃させる。

TOP宣言から10分後

ついに水上にシーバスがおどりでた!


63cm

続け様を期待するも沈黙の時間が流れ、潮止まりとなる。

短い休憩を挟み、川側のテトラ横をヨレヨレを流すと


一気に下方から喰らいついた!

48cm

キス釣りのおじちゃん、おばちゃんにプレゼント。


しかし、やはり続かない。

群れが小さいか、主の群れまで届いてないのだろうと先生と状況分析を
はじめる。


40分ほどむなしくも水上を小踊りしながらフェイキードッグは戻ってくる。

しかし遠方ではあるといえ気配はただならない。


もっと近づいてくれ!

もっと近づいてくれ!



もっと!







ドバパァァァァン!



フェイキードッグは強烈な水柱とともに一気に水中に消えた。

えいぼーは魚影からデカイと瞬時にわかったという。

足元のワカメが森のように生えている。

ここに潜られたら終わりだ。

ドラグでやりとりする余裕はない。

ドラグをチリリと締め、えいぼー対シーバスのガチンコ勝負がはじまった。


一気に硬直する胸と腕の筋肉がえいぼーのアドレナリンを噴出させる。

えいぼーはこの瞬間が最高に好きだという。


そしてついにシーバスは観念しタモをくぐる。


「つかれた〜♪」


とえいぼーは安堵の声をだした。



74cm


この瞬間、前日の惨敗は今日の勝利へとつながった。


やはり河口が熱かったのだった。


どおりで夜なかなか釣れないわけだ。昼にこれだけいっぱい喰ってりゃ。


キス釣りのおじさんに
「魚拓とらんの?」

と聞かれたえいぼーは

「1mが釣れたらね。」

と答えた。

むろんめんどくさがりやのえいぼーは魚拓なんて考えても無い。

以前は80cmが釣れても写真すら撮らないぐらいだから。




そして、えいぼー軍は笑顔の撤退となった。
| えいぼー | 21:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
次回予告
前日、真夜中のランガンでノーバイトのえいぼー。


移動と考えつくされた作戦は


無と消えた。



思いも新たにポイントへおもむくえいぼー

次回

「叩きつけられた挑戦状は表層に。」

お楽しみに!










| えいぼー | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
粒子は光粒子を阻む。(完全版)
夕方えいぼーは車を走らせていた。

車内と言う密室で
音楽好きな人間は好きな音楽を聴いていよう。
主婦ならば今夜の晩御飯を考えていよう。

なにも考えず写る風景を流して見ていくのも多かろう。

が、釣り人の目はいつもポイント探し、あるいは水色を気にしていよう。

えいぼーもまたしかり。

梅雨時で満水になった農耕水路があちこちで放水されている。
市内の河川はどこも激にごりであった。

えいぼーは夕食をとりながらボケーとTVをみる。
頭の中ではにごりのはいってないポイントを探っていたという。

「今夜は久しぶりにサーフへいこう。」

えいぼーは携帯で潮汐を調べた。口元に長い灰を帯びたタバコをくわえて。


日没40分前、えいぼー軍を乗せた車両はサーフへと到着する。

この時えいぼーはウェーダーではなく、スプリングタイプのウェットスーツを
着ていた。


鮮明な青は色を落とし、オシリの部分には埼玉の美容師が補強してくれた
一際大きい縫い目が目立つ。


「これは沖縄を2年間ともにしてきたバトルスーツだ。」


えいぼーはそう説明した。


えいぼーのブリーフィングがはじまる。

「えいぼー軍としての出撃は久しいな。貴官らも知っていようが
河川のにごりは激しい。そこでだ、満ち潮に伴い沖の済んだ水が接岸する
サーフに今夜は陣を構える。」

「まだまだ、ベイトの接岸は本格的ではないが全力で事にあたろう。」
「それでは、出陣!」

波は高かった。日没少し前えいぼーはTOPペンシルを投げては移動を繰り返す。
100mほど歩くが反応は得られない。

えいぼーはヨレヨレ提督を出撃させる。
水深1mの中層を狙った。

波は二つあり沖側と手前と。手前の波は砂を巻き上げながら砕けていく。
狙いは沖側の向こう。

冬は平均5mの西北西の風がフォローとなっていとも容易くポイントに到達するが
今は南東の向かい風。冬に猛攻を見せたエスフォーもゴクウも出撃の出番は無い。

えいぼーはヨレヨレ、ヤルキ提督を出撃させつつ移動を繰り返し
2時間半ほどたった。

以前無反応であった。


「完敗だな。」
えいぼーは浜辺に座り込んだ。

「兵形は水に象る、か・・・。今夜は少し柔軟性を欠いた。」
「アタリが無いのもさみしいな、一旦帰還し、装いも新たに出直そう。」

「今夜は、延長戦に入るぞ!」

えいぼー軍の士気は以前高かった。


えいぼーはサーフで冷やした体をシャワーで温め
一路、小さな漁港を目指した。


到着のちえいぼーは照らされた岸壁を眺める。

泥水と呼ぶにふさわしい水色

無数に浮遊し一向に流れていこうとしない草木

死んで間もないおなかの大きな40cmほどのキビレ。


想像していたとはいえこれ程の荒れようは記憶に久しい。
水面には無数の稚アユが危機感もなく平然と泳ぐ。

えいぼーの眉間にシワがよった。


延長戦のブリーフィングがはじまる。

「見ての通りの有様だ、正直釣れる気はまったくない。」
「鳴門へ移動しても良いが、この無数の稚アユをみすみす見逃すのも芸がない。」
「狙いを中層〜ボトムに定め、ポイントをタイトにエグっていくぞ!」

この漁港は規模に反し、19箇所もの常夜灯が設置されている。
もちろん船の係留や無尽蔵のロープがありすべてを攻めることはできない。

えいぼーはメテオストライクとヨレヨレを
今まで実績のあるトレースコースを片っ端から攻めていった。
メテオの出撃から5分、次第にキャスト精度は増していく。

ブイの横を、船舶の横を、岸壁の縁を

とにかくタイトに流していった。

いつしか風は強まった。
漁港にある自動販売機からコーヒーを取り出し
一時休憩となる。

サーフを2時間半。漁港を2時間。

「正直やりきった感でいっぱいだった。」と、
えいぼーは後日語る。


残るのは対岸の常夜灯。
普段は届かないが、今の風なら届く。

えいぼーは判断し、立ち上がった。

70mほど向こうに見える対岸の常夜灯。

えいぼーはヨレヨレ提督を呼んだ。

「今日の布陣であそこまで届くのは貴官だけだ。一歩間違えば岸壁の
えじきになるであろう。が、頼んだぞ!」

ヨレヨレ提督は特殊な発砲ボディを持つ為、一たび岸壁にクラッシュすれば
すなわち死を意味する。

投げないのも後悔、クラッシュも後悔。

同じ後悔なら、攻めを選ぶ。えいぼーはそういう人間だ。


一度着水点を見定め、えいぼーは渾身のフルキャストを下す。

ヨレヨレは宙を飛び

放物線を描く。

左手はいつでもラインを制御できるよう構えている。

スプールからは勢いよく飛び出していくライン。

今にもスプールを押えてしまいそうな左手を

えいぼーは制した。

ついにサミングは最後までされなかったという。

着水は70m対岸の常夜灯がつくる
幅50cmの暗がりへ決まった!





できすぎた夜だった。

一時的に吹いた風は神風となり

会心のキャストという偶然は

魚を呼んだ。

ヨレヨレ提督、無事帰還である。

65cmのスズキクラスをたずさえて。
| えいぼー | 12:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
春雨きたりなば、緩やかな角度で
えいぼーは言う。

好きな釣は?

メバル釣りと穴釣り。

あとキス釣りも大好きだという。

ただ、バラしたときの悔しさは

シーバスが一番デカイと。


シーバスは海の魚とは言い切れない。

海抜0mで住む人間が居れば

海抜4000mで住む人間も居る。

シーバスが淡水でいても普通だ。


えいぼーの釣行は来る日もなくつづく。
だが、えいぼーは苦しんでいた。

群れを見つけられないのだという。

たまたまの釣果の連続に苦しんでいた。

えいぼーは基本釣りの時間は短い。

最盛期は、釣れる20分だけの時もあるという。

最近のえいぼーは3〜4時間は釣りをする。


つまり探している。

この日えいぼーはウェーダーを新調した。


雨は南風の強風にのり横なぶりだ。

えいぼーは危険と判断し、移動ときめた。
先生とたまたま会い、二人で協議のちこの場は危険と
判断した。

一応ガマンすれば投げれるが、
えいぼーも先生も、危険に興味はないらしい。

えいぼーは移動する、核心の移動ではない。



移動後、えいぼーはふと思ったのだという。

去年の経験が邪魔していると。


えいぼーは直感した。

今年は裏拍だと。

表はリズムのとりかたが

タン、ン、タン、ンなら

裏は

ン、タン、ン、タン。





これだ!


港湾の今は干潮だ。

えいぼーのブリーフィングが突然始まる。

「表裏一体。私は表の釣果に標準をあわせすぎていた。」

「だが、裏だ。一体の意味する裏に答えはある。」

「恐るべきは経験を伴う自信の不確定さよ。」


えいぼーは言った。

「シャローが身近な干潮時を軸とせよ。」


えいぼーが小さな漁港のシャローを攻める。

CD7はブルブルと動かずユラユラと泳ぐ程度だ。


えいぼーは言う。

12月、1月、2月。

通ったものだけが

知っているリトリーブスピード。


たとえ反転されても修正の幅を体は覚えているらしい。

その違いは端から見ればわからない

シビアな日は存在する。


えいぼーは角度を変えながら攻めていた、
絶対このスピードで反応はあると。

サイズはまあまあだが

えいぼーの読みは当たっていた。




良い所に着水したと感じ、

自信のリトリーブスピード。

こうだろう!のロッド角度。

で釣れた。



完璧て自覚するあの瞬間の一匹だったと。

えいぼー軍は笑顔交じりで眠気と寒々しい雨で

撤退した。
| えいぼー | 03:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
約束された月
昨晩えいぼーはベッドに横たわり上方の壁にかけられた
サイン色紙を眺めていた。

4枚の色紙。

だが、えいぼーは考え事に夢中だったという。

えいぼーの指に挟まれたタバコから危うく長く伸びた灰が
こぼれそうになった。

えいぼーはサーフの状況を冷静に分析していた。
今月のえいぼーのナイト出陣はほぼサーフに絞り込まれ
結果、見事接岸のタイミングを少なからず見抜いていた。
驚異のピンポイントタイム釣行などがその証であろう。

だがえいぼーは一つの結論をだした。

魚は薄い。

いや、まばらといえるかもしれない。

広大なサーフにまばらにシーバスが点在している。

ジアイは約20分くらいであろう。

バイトは集中していることがほとんどだ。

間隔が1時間以上空くことは今まではない。

いかに効率よく攻めて行くか。それをえいぼーは考えていた。



夕方、えいぼー軍が浜辺へと現れる。今まで攻めていたポイントから
は大きくハズれていた。

えいぼーはどうやら風の行方を追ってここを選んだらしい。

同じサーフでもまだ攻められてない処女の地。

えいぼーのブリーフィングがはじまる。

「皆も感じていよう。魚影は薄いと。こうなれば効率の問題だ。」
「私は今日ある作戦を発動する。それは。」

「フルキャストしない作戦。」だ。

「今日は手前30mをどんどん攻めて横へ移動の攻めで行く。」
「先鋒は・・・久しいな。ブルーオシャン提督!そなただ。」

ブルーオシャンはNIGO軍の初参戦となった

昨年11月5日更新の

「プライドと礼遇はショーウインドウに。」

以来の参戦であった。

こうして新たな地の攻略は始まった。

水平線の上空では

満月を約束された月が煌々と輝く。


ブルーオーシャンは控えられたキャストでサーフを浅瀬に向かって

ゆっくり浮上と潜行のギリギリの速度でユラユラと流していく。

えいぼーの手前8mほどで「コン。」とラインを通じて
ブルーオシャンが信号を送ってきた。

ブルーオーシャンは再度同じラインを流すようえいぼーに

アイコンタクトを送った。えいぼーはそれにうなづき同じ
トレースラインを流す。

えいぼーの手前6m程。一気にブルーオーシャンに捕捉される
シーバスがいた。

ジリリリリリリィ。

けたたましくドラグは唸り。しなりを見せていたロッドは

スッと一直線に戻った。

えいぼーから驚きの一声がもれる。

「ごめん、ドラグ締め忘れた・・・。」

提督たちからどっと笑いが漏れた。

えいぼーはチリチリチリとドラグを締めていく。


いつしか風は止んでいる。このところえいぼーは気づいた。

月明かりがある晩はシラス漁船が極端に少ない。

現にえいぼーの目の前の広大に照らされた海域には1隻もいない。

新月の大潮の晩は150隻から200隻もいるであろうに。


えいぼーは7歩移動しては投げる、7歩1投の戦法で流していた。

真っ暗な晩は5歩1投の戦法だという。

最初の反応から左へ50mほど移動したであろうか。

ブルーオーシャンはえいぼーのロッド操作で水面下10cmを
キープしていく。

波が盛り上がりブレイクする直前。

えいぼーの鋭いフッキングが決まった。

締められたドラグはそれでもチリチリとかすかに鳴く。

シーバスはたいして大きくはない。ただ引き波の中での

攻防戦は50ほどのシーバスでもランカーのような抵抗を
見せる。

だが、一気にえいぼーの足を使って間合いをつめらた
シーバスは押し寄せる波と共に浜辺へと着地した。

55cmくらいだろう。

綺麗な魚体が照らされる。

えいぼーは一度LEDを消し、月明かりに照らされる
美しい銀鱗を眺めた。

もう春はちかい。

大地の下では芽生えを待つ緑たち。

海では確実に回復を見せる魚達。

命芽吹く春の到来をえいぼーは肌に感じた。


えいぼーは月明かりの中そっと手の中で

淡い色彩を放つブルーオーシャンを祝福した。


えいぼーによりブルーオーシャンの現役は確認された。

えいぼー軍は撤退する。







約束された月明かりの下で。



| えいぼー | 21:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
忘れ去られた目覚めは緩やかに照らされて。
えいぼーはリビングでタモにビニールテープを巻きつけ
先日壊れた部分を補強していた。

目の前にあるテレビ画面では熊ちゃんと呼ばれる釣り師が
ヘラ釣りをしていた。

えいぼーは最近ヘラに興味をもちだしたので
画面をじっとみていた。

9時の方角にかけてある時計を見る。

「時間だ。」

えいぼーはタモを車両に積み浜辺を目指した。

この時期の釣行は防寒も重要だが、もう一つ
短時間で釣果をだす。ということも重要だ。

えいぼーのブリーフィングがはじまる。
「今夜も寒いな。」
えいぼーは提督たちに語りかけた。
「夜どおしロッドを振るのも良いが、今は冬だ。」
「私はシーバス軍が回遊するであろう時間をこの1時間半以内と推測する。」
「なお今夜は予測より潮位が低いため、最初の30分はサーフを攻める。」

えいぼーは記憶の中の映像と比較して潮位が低いと判断した。

「今夜からロングA提督が前線に加わる。」
「貴官らがまだ生まれる前から前線で過ごしてきた提督だ。」
「この機会にロングA提督から若い提督たちも学ぶように。」

「それでは出陣!」

えいぼーはシラス漁船の少ないエリアまで歩き、サーフに向かって
悟空提督を送り出した。

悟空はやわらかな追い風をともなって、気持ちよく遠方へ着水する。
ブルブルと強めの波動を伝える。

波動が時折スゥーと弱まる瞬間がある。
押し寄せる波と同調した瞬間だ。
この瞬間にバイトがでる時がある。

この時もそうだった。

ガッ!

強いバイトに呼応するようにえいぼーは一気にロッドを
振り上げた。


スカッ!

あまりの空振りにえいぼーは後方へと二、三歩よろめいた。

くそ、アイツまだいたのか。」

抵抗なく巻き戻ってくるライン。

リーダーの先端がスパッと切れていた。

太刀魚だ。

サーフの浪打際まで接岸していようとはえいぼーは予測していなかった。
というよりまだ居たのか・・・という思いだ。

干潟、サーフにおいて豪腕をふるった悟空提督。

戦死。



えいぼーはその後サスケ提督を送り込んだが反応はなかった。

潮位が上がったため、えいぼーは河口を攻め始めた。

提督はロングA。アイを調節されえいぼー軍初出陣となった。


放たれたロングAは少しでも遠くへ、という意思はまったく感じられない。

だが巻き抵抗はしっかりとした存在感がある。

ロングAは一つ一つの沈みテトラの上を流しはじめた。

小潮といえど流れはかなり速い。

一際背の高い沈みテトラによって出来たヨレを流す。

「ここじゃよ。」
ロングAはポーンと身をよじらせアピールした。

「今日は初陣じゃ、コレぐらいで勘弁してくだされ。」
ロングAは笑顔でえいぼーに報告した。

48センチくらいだろうか。

他の提督からも歓声があがる。

「十分だ。寒い中の出陣だ。私は満足だぞ。」
えいぼーはロングAに答えた。

再度えいぼーはサーフを攻めだした。

もしかしたら悟空提督が流れ着いているのではないか。
そうえいぼーは願ったという。

残念だが、悟空の姿はなかった。

水面に広がるシラス漁船の放つ光が美しい。

潮はやがて止まり、えいぼー軍は撤退した。

えいぼーと提督達は湯をともにした。


えいぼーは汗を、提督たちは潮を気持ちよく流した。



翌朝、浜辺をタバコをくわえながらぶらりぶらり
と歩くえいぼーの姿があった。

悟空を探すため。

しかし、手ぶらで帰ることとなった。


サンキュー悟空!
| えいぼー | 20:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
あなたと共に鳴るために
湯を浴び、晩酌を楽しみながらゆっくりとくつろぎの時間から
まどろみの時間へと変化していく多数の人がいる。

これからが活動の時間になる小数の人もいる。

えいぼーは少数側の人だった。

小潮はえいぼーの得意とする潮だ。

是非とも確かめたいことがある、とえいぼーが言う。
えいぼーは自宅のリビングでFGノットをくるりくるりと
編みこんでいた。
最後にキュッとハーフヒッチで締めると、えいぼーは上着をはおり
車両へとのりこんだ。

車両の中ヨレヨレ提督が呟く。
「今夜は温排水ではないな。」

車両はえいぼーのホームともいえる河口へと到着した。

今宵の風はゆらぐていどであった。

えいぼーのブリーフィングがはじまる。

「一昨日デイゲームの短時間ながらシーバス軍連続捕捉は
貴官らも聞いているであろう。」
「昨日私は同じような時間帯を攻めてみたが反応はなかった。」
「だがどうも解せぬ。そこでだ。」
「昨年から実績を重ねている小潮の満潮前の潮時を狙うぞ。」
「おそらくシーバス軍は沖合いからすでに接岸していると予測される。」
「河口での戦いが始まっていることを証明しようではないか。」
「それでは出陣!」


えいぼーの先鋒はマサッチカラーのヨレヨレ提督だ。
ヨレヨレは遠方の暗闇へ弧を描き飛んでいった。

三日月がうっすら群雲の向こうに朧月をなっている。
幸い小潮はシラス漁船が少ない。

えいぼーは陸からシラス漁をしている老齢の男に配慮しながら
ヨレヨレ提督をぶらりぶらりと歩きながら出撃させていた。

約8投目ぐらいのことだっただろう。
ゆっくりと巻き上げられていたヨレヨレ提督が
一つの沈みテトラの手前で停止した。

えいぼーは無意識にスウィープ気味にアワせた。
ロッドがゆっくり沖の方へと絞り込まれていく。
突然水面がざわついた。エラ洗いの抵抗をするシーバスが確認された。

えいぼーはシーバス軍が反転した瞬間、すばやくハンドルを巻き
ロッドを寝かせ、そして本アワセをいれた。

一気に陸まで引き寄せられるシーバスはスッとタモをくぐった。

48cmクラスのシーバスであった。

この時えいぼーが驚くべき言葉をのべた。

「無意識にアワセない釣りが出来るようになったかも・・・」

えいぼーが最近よく通う温排水にはボラがびっしり絨毯のように
ひしめいている。
魚の反応にいちいちアワセを入れればボラのスレ祭りになってしまうのだ。

そこでえいぼーは聞きアワセのようなスウィープをいれ、シーバスと
確信してからアワセを入れるスタイルが身についてしまっていた。

「喰いの渋い時には有効な時もあるだろうが、アワセておけばよかった
と後悔するときもあるだろうから、必殺技とは思わないけど。」
と、えいぼーは語る。

ヨレヨレ提督にかわり新規参入のにょろにょろ提督を出撃させた。
「貴官は初参入であったな、動きを見せてもらうぞ。」
そうえいぼーから告げられたにょろにょろは水面をクネクネと
なぞりながら出撃を繰り返した。

にょろにょろが堤防を一往復したあたりでえいぼーは
スゥーとロッドを斜め横に動かした。

スィープを入れたのである。

シーバスの抵抗は思ったより小さい。さすがでっぷり太った
産卵前のシーバスのパワーとは違うようだ。

えいぼーはラインをある程度巻上げ、一気にぶち抜いた。

45cmクラスのシーバスだった。

危ない、ケツ針一本だった。

その後数十分満潮潮止まりまで出撃を続けたが
反応はなかった。

だが、えいぼー軍には満足な結果となった。

また、河口でシーバスと共鳴できる日がやってきたのだから。


その後えいぼーは温排水へと移動した。
だが、小粒の雨が舞い降りる。

水面には小さなボイルが確認される。

「メバルかな。」
えいぼーはトラウトロッドを用意した。

ボイルの向こうに小さなジグをキャストした。

「やってもうた!」

えいぼーが投げたジグはボラを直撃し、スレがかってしまった。

ここからはスレボラ対トラウトロッドにPE0.6号の
7分間の激闘にうってかわってしまった。

えいぼーはトラウトロッドを腕と連動させ弓なりに弧を描かせながら
何度となく、近づいてはドラグがなりを繰り返した。

ようやく、ほんとにようやくタモにおさまったボラに
えいぼーは今日一番の笑顔をみせた。

45cmのボラ。尾びれの根元にスレがかりという
最悪に暴れまくられる結果になってしまった。

が、面白かったのも事実。

狙ってかけたわけではないのだから。
とえいぼーは笑顔で語った。

空からは本格的に雨が降りはじめ

えいぼー軍は撤収した。
| えいぼー | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
13.5℃のオアシス
えいぼー軍の提督たちは突然の召集に驚いた。
なにせついこの間シーズンオフ宣言を出したばかりというのに。

タックルBOXに乗り込んでいく提督たち。
えいぼーは初めてのエリアへと車両を向かわせた。

前日マリンの元に80cmのシーバスが友人から届いたという報が入った。
聞けば産卵後のシーバスが帰ってきているらしい。

えいぼーもメバリングをしながらシーバスの姿を最近見かけるようになってきた。


エリアに到着し今年初のブリーフィングがはじまった。
「突然の召集を貴官らにかけたのは、是非今日確かめたいことがあった。」
「昨年の晦日に私は温排水の流れるこのエリアを見つけた。」
「ここ数日産卵後のシーバス軍もあちらこちらで確認されている。」
「そこでだ、帰ってきたシーバス軍はこの温排水のエリアに
接岸してくるのではないかと予測する。」

「河口からは離れた中流ではあるが予測の元に今日の行動をおこす。」
「場合によっては冬の主戦場になるとおもわれるので、
皆も全力で事にあたって欲しい。」

「それでは今年初の出陣だ!」

えいぼー軍は温排水の流れる護岸へと降りた。

その時えいぼーはニヤリと片口を上げ呟いた。
「いただいた。」

えいぼーの目の前には多数の魚がつくる引き波と単発ではあるが
シーバス軍のボイルを確認したのだ。

えいぼーはショアラインチャートを出撃させる。
コツコツと何かに当たるがバイトはない。

わずか3投でヤルキ提督に交代した。
これから春の時期にかけて最も釣果をたたきだす提督だ。
昨年えいぼー軍のルアーオブザイヤーも獲得している。

先ほどボイルがあった場所をドリフトしながらヤルキはクネクネと
誘う。

コンと何かがバイトした。そして次の瞬間ガンとラインが張った。
えいぼー軍今年初の捕獲だった。

50cmくらい。やはり痩せているが、ヤルキを丸呑みだった。

えいぼーは小場所だったため息を殺してガッツポーズをとった。

そして連続でヤルキは捕獲に成功する。だが今度はエラ洗いとともに
フックははずれヤルキ提督は後方の護岸に激しく激突した。

後方に飛んだヤルキ提督をリーリングして手繰り寄せた。
えいぼーの手元に妙な軽さが伝わってきた。


ヤルキ提督・・・戦死。


えいぼーは文字通り言葉を失ってしまった。
えいぼーは提督たちに告げた。
「今年からメモリアルBOXを制定する。最初のメモリアルBOXは
ヤルキ提督だ。異存はないな。」

えいぼーはスナップからヤルキ提督の亡き骸をそっとタックルBOXに
納めた。

続いてヨレヨレ提督が撃ってでた。
続けざまにHITする。が、またもやフックははずれヨレヨレが
後方に飛ぶ。



ヨレヨレ提督・・・負傷により退役

なんということだろう、えいぼー軍は一瞬にして双璧を失った。

えいぼーの落ち込みかたは凄かったという。

えいぼーが呟く。
「しまった・・・ボラの大群がいる。」

シーバス軍よりこのエリアでは圧倒的にボラが勢力を誇っている。

この後ボラのスレ祭りへと転じてしまった。


5匹ほどスレでボラと戦っていて、えいぼーは気づいた。

そういえばさっきからボイルがない。シーバス軍はなりをどこかへ
潜めてしまった。

えいぼー軍は撤退した。

こうして冬の主戦場は決定された。

ヤルキとヨレヨレの両名の決死の証明によって。
| えいぼー | 23:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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